船橋市のピアノ教室 Music Room ~ Pi Pi ~ の寺田です。
ピアノを習い始めてしばらくすると、うまく弾けないで
「もういや!」「できなーい(>_<)」「やめる~」ということは必ずあると思います。
泣きだしたり、ママとケンカになったりしたら大人も困ってしまいますよね。
私はどんな時でも生徒さんの気持ちが萎えないように、興味の持続、前向きな気持ちを持ち続けられるようにということを一番に指導しています。
教室方針;① レッスンで心の底から楽しんでもらう
小学校1年生の終わりころからピアノを始めてくれた船橋市の小2のKちゃん。
とても落ち着いていて、楽譜にも躊躇なく興味を示してくれたので、バイエルを主教材にしてピアノのレッスンを進めています。
まだ1年も経ってないのですがよく練習してきてくれるので、毎週のようにはなまる💮が付いてどんどん進んでいます(*^^*)
そのKちゃんが今ちょっと苦戦しています。バイエル49番です。
バイエル44番を過ぎると、右手のリズムが細かくなってきたり、左手も和音を分散させた動きが出てきます。
49番はメロディーが滑らかな順次進行(隣の音に進むこと)で、ド~ソの中で美しく動きます。左手はドミソ(Ⅰ度)シレソ(Ⅴ度)に続いて、ドファラ(Ⅳ度)が出てきます。3拍子を感じながら、弾き進めていくのは大人が考えるより難しいです。
右手も左手も弾けて、両手で合わせると、右手のリズムは崩れ、何度も止まってしまいます。
Kちゃんは、うまく弾けないもどかしさを感じていました。
先週は左手を和音で弾いてくる宿題を出しました。
Kちゃん「和音で弾いてきたよ」
私「ありがとう。できたかな?」
Kちゃん「ちょっと止まるところもあるけどできた」
と練習の成果を聴かせてくれました。一生懸命にピアノに向かう真剣な表情!
私「お~ すごい! いっぱい練習したね。。嬉しいな。」
Kちゃん「でもバラバラ(分散)だと弾けない、、」
私「うん!バラバラはむずかしいよね。じゃあ今日はミックスにしようか?」
Kちゃん「ミックス?」
私「和音を弾いて次はバラバラで弾くの こうやって、、、」
弾いてみせると、それなら出来ると思ったのか
Kちゃん「ミックス、やってみる!」
とトライし始めました。慎重に、真剣に、素晴らしい集中力で弾いています。私はとなりでkちゃんに寄り添うように歌いながら、応援します
そして一回で最後まで弾き切りました!!
私「さーすが~! できたね。 ミックスはいいね!」
Kちゃん「うん、ミックス、おもしろかった!」
出来た事は自信とヤル気につながります。
でも、和音が変わるところにまだつまづきがあります。手、指の準備ができていないからだとわかりました。
私「このシレソに変わるところ、ちょっとやりにくいよね」
こっくりうなづくKちゃん
私「シレソの前のドミソのソを弾いているときに、こうやって手を広げて5の指をシのほうにそれーって伸ばせる?」
Kちゃん「できたー!! そうか!」
と何かをつかんだ様子☆
同じようにドファラのポイントも二人で練習しました。
私「来週はバラバラ両手ができるといいね。」
Kちゃん「やってくる!」
笑顔で応えてくれました。
うまく弾けない曲の家での練習は生徒さんたちにとって、辛い 苦しい ものであるときも有ります。練習が足りない! と頭ごなしに言うのではなく、弾けない原因を見つけ出して一緒に乗り越える。そして家に帰ってから進んでピアノに向かえるように、見通しを持たせて 「またね!」と送り出せるよう心がけています。
教室方針;② 生徒さんの背景にある日常を受け止める
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