船橋市のピアノ教室 Music Room  ~ Pi Pi ~　の寺田です。

発表会が近づいてきています。

「発表会で他の生徒さんの演奏を聴くことはとても勉強になります。」

とよく言われます。私もそう思います。

年上の生徒さん、同年代なのに頑張っている生徒さんの演奏や

初めて聴く曲に刺激を受けたり憧れの気持ちを抱く生徒さんは多いです。

しかし

「うーん　わかんない」

という感想の生徒さんももちろんいらっしゃいます。

 

発表会後に生かしてください！

ご家族は、ご自分のお子様やお孫様の演奏を楽しみと緊張の気持ちで見守られると思います。

そして、他の生徒さんの演奏は緊張の解けた気持ちで聴くことができるようになると思います。

その時！

注意深く鑑賞をして、発表会の帰りの車内や夕飯時に、発表会の話を是非してほしいと思います。

 

～練習期間を振り返って～

「今日までよく頑張ったよね。もう嫌だ、って言っちゃうかと思ったけど偉かったね。パパも感心してたよ」

「びっくりするほど練習してたもんね。本番でもその成果が出たね！」

「ばあばが、7月に聴かせてもらった時よりずっと元気にしっかり弾いていたよ」

……

～ステージで演奏したこと～

「前の人が弾いている時、ドキドキした？」

「お客さんがたくさん見ている前でピアノ弾けて、偉かったね。」

「慣れないステージでいつものように弾いたんだからすごい！」

……

～知らない生徒さんの演奏～

「あの小さい子は上手だったね。堂々として一生懸命にピアノを弾いていたね。」

「間違えるとドキドキするけど最後まで弾いて立派だったね。ずっと心の中で応援してた」

「あの子はお辞儀の時から落ち着いていたね。お辞儀は挨拶だからとても大切だね！お辞儀はパパの会社でもきちんとするんだよ。お辞儀の仕方の練習もあるよ。」

「あの曲は初めて聴いたけど、いい曲だなあって思ったよ。途中の寂しそうなメロディーは涙が出そうだった」

「あのお姉さんは曲の感じが良く出ていたよね。２つの曲で全然弾き方が違っていてすごいなあって思ったよ。きっとピアノが好きで毎日自分からたくさん練習するんだろうね」

「男の子も上手だったね。身体全体がピアノを弾いているみたいだったね。背中の方まで使って力強く弾いてたよ」

等々

ただ
「上手だったね。」

だけでなく、どんな所がよかったと感じたのかを具体的に話してほしいです

漠然と聴いていたお子様は、

＊自分が気が付かない視点に気づかされ、

＊そこまで見ていたんだ、とご家族に新たな面を見出したり、

＊そういう見方ができるご両親が誇らしかったり、

＊失敗してもこうやって考えてくれるんだと信頼感が増したり

＊自分もこれからこうしていきたいと思ったり、

 

家族の考え方は大きな影響を与えますから、

これからの音楽の聴き方、見方、レッスンの受け方、練習の仕方など

が変わってきます。

発表会後のレッスンが楽しみです(笑)

最後にニコニコの集合写真が撮れるように、みんなで頑張ろうね！

 

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