船橋市のピアノ教室 Music Room ~ Pi Pi ~ の寺田です。
数日間、風邪症状でダウンし漸くよみがえりつつあります。
がんばるよ!
自宅に様々なDM(ダイレクトメール)が送られてきます。
K楽器様が、最近送ってくださったものの中に楽譜についての面白い記事がありました。
楽譜の始まりについてです。
グイード・ダレッツォ先生
この方は、グイード・ダレッツォとおっしゃるイタリアの音楽教師の方です。
991/992年~1050年に教鞭を執られていたようです。
日本で言うと、今年の大ヒット大河ドラマ『光る君へ』の年代~平安時代の後半くらいの頃だと思います。
この先生が今使われている楽譜の原型を作った方なのだそうです。
音楽は目に見えませんから、人に伝えようとする時、楽譜は便利ですよね。
(その頃は録音・録画ももちろんありません。)
どんな楽譜だったのでしょう?
これです!
とても重みを感じる楽譜ですね。
今の楽譜と似てるけど似ていない、、(笑)
そして、『グイードの手』という音階を教える時に使われた物が
これです!
??? ですよね。
見やすく?すると
こうなります。
1の指の上から順に1・2・3、、、という番号が付いているのがわかりますか?
そして、時計と反対周りに数字が回って進んでいます。
1番の Γ(ガンマ)は、ヘ音記号の第一線の「ソ」の音です。
そこからくるくると回りながら、20番 e₂ ト音記号第4間の「ミ」まで登っています。
ヘ音記号・ト音記号の音をほぼ含んでいます。
それでも、現代の私たちにはわかりにくいです。
目に見えない伝えたい音楽、伝えたい想いをどのように記していったら良いのか
今のような楽譜にたどり着くまで、たくさんの音楽家が考えながら、必要なものを付け足しながら音楽を伝えていってくれたのでしょう。
そう思うと1曲1曲の楽譜がとても有難く感じます。
(楽譜は今でも進化し続けていて現代作曲家の方の楽譜には独特の記譜やマークをつける方もいらっしゃいます。)
楽譜の中の作曲家のメッセージを受け取れる力をつけることは大事なのです。
楽譜を読み深める楽しさ
ピアノを弾き続けていくと「楽譜通りに弾くだけ」では音楽に魅力がないと感じていくと思います。楽譜通りに弾けているのになぜ?
「行間を読む」と言いますが、音楽も同じです。
音楽は演奏者が楽譜に書いていないことを読み取ったり、考えたりして一つ一つの音に意味合いを持たせます。
一つ一つの音がかたまりになったり、目立ったり、控えたり、いろいろな感情が入ったり、そのような音を出すためにエネルギーを溜めたり、緊張感を保ちながら消えていったり、、、
そのようなことが山ほどあり、
正解はなく、、
自ら考え、
音にしていく!
これが、楽しい!
うまく弾けていなくても、集中してピアノの練習をした後のあの充実感!
これをもっともっとピピっ子ちゃんたちに味わってもらいたいのです。
そのために私が出来る事は毎回のレッスンを充実させる!
これが一番の役割だと思っています。
生徒さん達の
レッスン中の集中した表情!
弾き終わった時の笑顔!
大事に見ています!
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