ご家庭での練習を迷いなく、前向きな気持ちで取り組めるように!
私は『家庭練習に繋がるレッスン』が講師側の大きな役割だと感じています。
ピアノはレッスンに通うだけでは力は付きません。
レッスンで伝えられたポイントを理解して、家で練習をくりかえす事で力は付いていきます。
レッスン時間より、練習時間の方が長いので、家での練習が出来ない、わからないのでは、力は付きません。
私が伝えたものを一週間後、ほぼ100%音にして聴かせてくれる生徒さんには、驚かされます。
レッスン中の集中力、家庭練習の充実がなければ、出来ない事です。
家庭での練習につながるレッスンの為、しっかりと気持ちを集中させます。
曲によってアプローチを変えたり、生徒さんとの会話から宿題の範囲を決めたり、楽譜に書きこむマークを一緒に考えたり、、家に帰って思い出すきっかけを作るようにしています。
ご父兄からのお声かけ
ご家庭での練習を実りあるものにするには
「レッスンで今日は、どんな事をほめられ、注意されたか、次回に向けての課題は何か」
子ども本人がこれを認識している事が重要です。
ですので、ご父兄の方にはレッスン後なるべく早く、レッスンを思い出す声かけをして頂きたいです。
「今日は○はもらえたかな」
「あの難しい曲、どうだった?」
「あれ、、このマークなーに?」
「もう次の曲なの?すごいね」
そして、たっぷりと誉めてあげてください。
「そうなんだ。そんなにたくさんきちんと覚えてきて偉いね!」
課題を覚えて帰る事がレッスンを自分の物にした証です。
練習の習慣づけ
練習時間を必ず確保する事も大事です。
「練習しなさい」
と言うのではなく、
時計の針が5になったら
テレビの○○が終わったら
等、お子様と相談して決めるのも良いでしょう。
自分でその時間に始められたら、とにかくほめる!
忘れていても、様子を見ます。
子供なりの理由を探ってみます。
「あっ、過ぎてるよ」と告げるタイミングを見つけて声かけしてください。
「今日はいいか」となってしまうとそれは何回も続いてしまいます。
そして、お子様の音を良く聴いて、よくなった所、上手に弾けているなと感じた所は毎日でも評価してあげます。
子供にとって、お母さんに認めてもらう事は一番嬉しいですよね。
そのうち言わなくても練習するようになり、積み重ねると、練習をしていないと夜寝る時に大事な事をしていない、落ち着かない気持ちになっていくと思います。
自分の課題を把握して、それを実行する気持ちが育てば、それは何事にも通じて来ると思います。
私も、実行する気持ちで帰れるようなレッスンを心がけています。