船橋市のピアノ教室 Music Room ~ Pi Pi ~ の寺田です。
あっという間に12月!っと思っていたら、新年がすぐそこまで近づいています。
ピアノのレッスンも今年最後のレッスンが続いています。
どの生徒さんも1年前を思うと心も体も成長し、もちろんピアノも上達しているのが感じられます。
「来年も待ってるね♪」
といつもとは少し違う気持ちで見送りながら、お子様方の成長に音楽で関われる幸せを感じています。
11~12月はヤマハの春の発表会に向けて曲決めやアレンジなどの仕事が続きました。
「ディズニーがいい」
「ルパンやりて~」
「ボカロ!ボカロ!」
「やっぱ パイレーツでしょ」
「今年は木星やってみたい」
子供たちからは、あこがれの曲がどんどんリクエストされます。
リクエストを参考にしながら、クラスの状況や学習効果の高い曲を選んでいきます。曲が決まればエレクトーン数台にアレンジをします。 オーケストラのスコアからのアレンジ、ピアノ曲からのアレンジ、楽譜の無い物は耳コピ。
とても時間のかかる作業が、私の勉強にもなり、その後の指導にも役立って行くのです。
アレンジは音楽を立体的に考えさせてくれます。音楽の中での楽器の使われ方、メロディの受け渡し、ベースライン、、聴いているだけでは気付かない音楽の様々な要素をアレンジすることによって学ぶ事が出来ます。
このアレンジの経験がピアノの指導にも大きく生かされています。
ピアノはピアノの音しか出ませんが、
「このメロディはフルートでこんな風に吹いているみたいだね」
「これはトランペットだから、もっと勢いよく弾いて鍵盤から手を離す時もこんな風に、、」
とエレクトーンも使いながら、イメージを膨らませて表現と演奏技術に結びつけています。
私自身のピアノの先生も同じようにおっしゃって、弾いて示してくださいます。
「ここは弦楽四重奏のように、、、」
と全身でピアノに命を吹き込むように示して下さると、本当にピアノの音が弦楽四重奏のように聴こえ、感動してしまいます。
すごい!!
音楽って終わりが無いけれど、音楽でしか得られない充実感は確かに有る と私が感じる時間の一つです。
ピアノは広い音域で、メロディも伴奏も同時に出せる~ひとりアンサンブル が可能な素晴らしい楽器です。
楽譜の音をいかに生きた音楽として表現していくか、
それは、「行間を読む!」ように、書かれていない音楽を生徒さんたちに私が伝えられるかと言う事なのかもしれません。
来年も、音楽での充実感を生徒さん達、そして私も感じられるよう過ごしていきたいと思います。
みなさま 良いお年をお迎えください。
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